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京都府知事選挙で自公民立希候補「選挙に勝っても勝負では負けた」 [地方選挙]

48日京都府知事選挙の投開票が行われました。自公民に立憲民主党、希望が推薦した前復興庁次官の西脇隆俊さんが402,046票で当選。共産党と新社会党・緑の党が推した弁護士の福山和人さんが317,356票で落選しました。オール京都を標榜し知事や京都市長・全府下の市町村町長や連合京都・京都財界が推した「活力京都」の西脇候補に対したのは「つなぐ京都」に集まった名もない市民と総評などの民主府政の会が主体でした。


開票を前に西脇陣営は5:1で勝利すると意気込みましたが結果は5.54.5という結果となりました。選挙に勝ったものの勝負には負けたと言えるかもしれません。府下全域でリードしましたが唯一京都市左京区では福山候補が2,581票の差をつけて勝っています。


 投票率は前回から0.73ポイント上がったものの35.18%という史上2番目の悪さでした。国政で対立が続く政党が一緒に手を組むというわかりにくい構図が投票をますます遠ざけ、有権者が人任せや政治不信に結び付ける行動だったともいえるかもしれません。


なお、京都フォトニュースは今回の選挙は立場を明確にして「つなぐ京都」の呼びかけ人に加わりました。写真は記者会見場で呼びかけ人の一人西郷南海子さんからねぎらいの花束を受ける福山候補。


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すでにテレビ5社と新聞各社にIWJと京都フォトニュースという布陣。KBSは生中継ですかね。午後8時すぎにKBSはいわゆる「ゼロ打ち」という放送。つまり投票箱が開いてもいないのに「当確」や「当選」という放送。ある程度の接戦予想を覆した。これにはつなぐ京都スタッフやマスコミ現場各社もびっくり・唖然で重たい空気が流れました。深夜に判明した投票結果は5.54.5だったことを考えれば、なんか仕組まれた生中継の感が強かった。


 テレビはその後準備された当選セレモニーを延々と放送。敗れたとされるつなぐ京都の会見場は、そのセレモニーが終わるまで中継を待たされる結果になった。これは判明する票差からして負けた陣営に投票した有権者を無視した報道だったのではないだろうか。ましてや今回は勝者と敗者が一人というのにだ。こういのはニュース価値よりも有権者の思いがどれだけ開票の中に含まれるかを推し量るならやめるべきではないのか。


 おそらく西脇陣営は票差がある程度あればそうするようにつまり「圧勝」の印象を植え付けたかったんだろうな。そういえばKBSは府・市の広報番組の予算が結構あるはず。ここらの調整は報道機関としてあったのかなかったのか疑いたくなった。


 写真はテレビのモニターから流れる放送を重苦しくうける会見場の様子。各社の記者もカメラもその表情でした。


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