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5500人が京都も地元だ~さよなら原発全国集会(1) [脱原発 脱被曝]

9月6日の午後小雨降る京都市下京区の梅小路公園広場に5500の「ストップ!!原発再稼働」のプラカードの傘が一斉にかかげられました。高浜・川内・伊方原発の再稼働を許させない!さよなら原発全国集会の一コマ。

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 集会は原子力発電に反対する福井県民会議、チェルブノイリ・フクシマ京都実行委員会、平和フォーラム関西ブロック、さおなら原発一千万人署名市民の会の呼びかけて開かれました。集会前には京都原発訴訟原告団や避難者からの訴えや永年脱原発ソングを歌ってきた古川 豪さんの歌も披露されました。

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 古川 豪さん

 「原発に未来なし」を歌った古川さんは「分かち合われずに使い捨てられる富と、安全の保障もない便利の二つを天秤にかけるような選び方はまやかしだ」と38年前に作った歌を、今も歌わなければと思うのは複雑な気持ちです」。と当日の歌の動画を見てコメントしています。

 

 

 

DSCN7313 a.jpg木内みどりさん

本集会では司会を女優の木内みどりさんがつとめました。木内さんは福島事故以降一貫して脱原発の活動を続けています。芸能界では参議院議員となっている山本太郎さんとともに貴重な方でしょうか。また、司会中にも盛んに写真を撮りSNSなどで情報を発信しているようでした。

 

 

 

 

DSCN7309 a.jpg             脱原発が多数派ということを忘れずに 

主催者を代表してチェルノブイリ・フクシマ京都実行委員会世話人の佐伯唱和さんは「夏の電力がピークでも充分原発なしでもやっていけることを電力会社も認めざるをえなくなってきた」と前置きして「 6つのことを訴えたいと思います。

 一つ「福島の原発事故は終わっていない。現在進行中です。子どもの甲状腺がん、その他の病気がこれから心配されます。放射線量が高いのに帰還させる。正しいのでしょうか」。  二つは「原発停止で高浜の内浦湾の生態系が戻ったのです。川内でもちりめん雑魚の漁獲量が増えています。再稼働は核のゴミを増やすだけです」。  三つ「何故京都でこの全国集会を開いたかです。それは福井県だけが地元ではありません。京都も滋賀も避難先の関西各地も地元です。再稼働同意の法制化が求められます。  四っめ「福井地裁の高浜差し止め仮処分決定を守ること」。五つ目「今日も滋賀県知事や京都市長も脱原発のメッセージを寄せられました。脱原発は多数派ということで自信をもって進めましょう」。  六つ目「来年電力の全面自由化が始まります。消費者が電力会社に直接脱原発を突きつけるときが来ます。勝ちましょう」。

高浜からの報告  免震塔もベントフィルターも無視されてる 

DSCN7318 a.jpg東山幸弘さん(ふるさとを守る高浜・おおいの会代表

高浜から4キロ在住。関電は8/17再稼働の点検に入りました。 福井地裁の仮処分で制御棒を抜くことができないということが川内と違うところでしょうか。しかし11月に予定通り稼働させるために早く裁判を終結させようと判決撤回をもくろんでいます。地元同意については議会は3・20に早々と同意しました。町長は避難に不備があるとしてどういはしていませんし、福井県議会・知事とも同意はしていません。

規制委員会は2月に新基準を満たしたとし合格としました。防潮堤、基準振動値の引き上げはクリアーしたと。ただ重要免震塔は今年9月に完成する予定でしたができていないし工事にも入っていません。もう一つはフイルターベントです。この計画案さえ示していません。もう一つは避難の問題です。30キロ圏内18万人の少なくとも10万人が参加するような避難訓練を実施すべきです。おの費用は50億円とも言われています。当然関電が負担すべきものです。 

              川内からの報告  2号機蒸気発生機はぼろぼろのまま10月再稼働

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 向原祥隆さん((ストップ再稼働!3.11鹿児島集会実行委員会事務局長)

 811日川内原発1号機は再稼働してしまいました。私たちは指をくわえてみていたわけではありません。11日の5日前から現場で連続行動を行いました。9日には近くの久美崎海岸で集会を行いました。原発からタクシーで4000円の距離、猛暑の中2000人の人が頑張ってくれました。11日は6時から数百人が抗議行動を行いました。九電は社員の一人も車両の一台もゲートから入れませんでした。

みんな知っています。火山・地震・避難対策はなんにもできていない。さらには事故が起きなくてもひどいことが行われている。生態系の海は沈黙の海です。運転中ワカメ、ひじきなどは全滅しました。取水で稚魚などがいなくなっている。10月中旬に2号機を再稼働させようとしています。ぼろぼろの蒸気発生機です。2009年に交換を国に申請した。国も県も承諾しているのにいまだに変わっていません。私たちは闘っていかなければなりません。

伊方からの報告 9月8日差し止め訴訟13回目口頭弁論

DSCN7330 a.jpg松本修次さん(愛媛県平和運動センター議長)                               超党派で2011113日に「伊方原発を止める会」を結成しました。学習会、講演会、行政行動、国会院内集会などに取り組んできました。67日には2回目の「フクシマを繰り返すな 伊方原発再稼働やめろ」集会を、111日には3回目を行います。2011128日には原告300名、弁護団147名で「伊方原発差し止め」を松山地裁に提訴しました。四国電力を被告とする民事訴訟です。12328日には322名で第二次訴訟を提訴しています。529日には第1回の口頭弁論が始まりました。以降7月までに12回の口頭弁論が行われました。23人が意見陳述を行いました。1412月には97,091筆の署名を裁判所に提出しています。

715日規制委員会は伊方原発3号機は新基準に適合するとしました。1000億円の公共工事を進めた四国電力、電気料金に跳ね返ってきます。30キロ圏内には125,000人が生活しています。リスクはあるという規制委員会の委員長。事故があればどう避難したらいいのでしょうか。 

↓雨の中報告を聞く参加者

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報告の後 嘉田由紀子さん、鎌田  慧 さん、中尾はじめさんのスピーチと福島で強制避難を余儀なくされている古川好子さんなどが登壇しました。(2)にて紹介します。

写真・文責:京都フォトニュース 堀内隆喜 


 

 

 


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